2021.02.12

活動報告

議院運営委員会での質疑

本日、新型コロナ対策の改正特措法の施行(明日)に伴う政府の基本的対処方針の改定にあたり、参議院の議院運営委員会で質疑。今、国がなすべき重要なワクチンと検査に関して質問。

【以下長文のため、宜しければ参議院インターネット中継をご覧ください。上から5番目です。
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=6137

まず、ワクチンについて。おとつい、私も住んだ経験がある神奈川のあるご婦人からご家族が薬によるアナフィラキシーショックに苦しみインフルエンザのワクチンすら打てないとのご連絡をいただいたことを紹介。

確かに、薬とワクチンは違うかもしれません。しかし、ワクチンに慣れていない国民の大半が副反応への不安をもっています。受けたくても受けられない方、情報がなく迷っている方、そうした方々への配慮が必要だと訴えました。

また、安全確保の観点から、高齢者、既往症をお持ちの方、アレルギー疾患の方などにはしっかり問診を行った上で接種の判断がなされるべきであり、この点、集団接種・個別接種、いずれの場合でも同じレベルの質を担保する必要があると指摘。

併せて、海外の症例や我が国でも来週から開始予定の医療従事者の方々をはじめとする先行接種における副反応に関する情報、或いは、有効性に関しても変異種にワクチンが効くのかなど包み隠さず国民に対して開示してほしいと訴え、被接種者本位の体制確保や情報開示の必要性を問いました。

西村大臣からは、ワクチンの有効性・安全性については国民の皆様にご理解をいただき、自らの判断で接種していただきたいこと、また、アレルギーをお持ちの方々などには十分な問診を行った上で医師が接種の可否の判断を行うこと、そして、副反応については応急対応ができるように綿密な準備を行っていくと述べ、副反応や効果についても分かりやすい発信に努めていくとの答弁を得ました。

次に、医療機関や高齢者施設への検査体制の質の担保についても問い、2日時点の対処方針に記載の質の低い抗原定性検査を推進すると書きぶりについては見直すとの答弁がありました。

大臣は、国民の皆様の命と健康を守ることが第一だと述べました。まさにそのために、政府には慎重には慎重を期し、正確な理解を促し、そして正しい対応を推進する不断の努力を怠らないで頂きたいと最後に強く求めました。僅か4分の質疑でしたが、全身全霊で臨ませて頂きました。これからも毅然と国の姿勢を正してまいります。

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