2021.04.05
活動報告
参議院決算委員会での質疑
本日は、参議院決算委において質疑に立ちました。
・保健分野、人道支援など人間の基礎生活分野のODA抜本的強化(COVAXファシリティへの更なる貢献)
・神戸市における事例を踏まえた変異株対策
・まん延防止等重点措置における飲食店での感染防止策徹底と日中のみ営業する飲食店の時短への新たな支援金適用
・ジェンダーと地方創生にかかる豊岡市の先駆的取組の推進
・生理の貧困対策
などについて質問しました。
映像はこちらをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=aGFnriAlGR4&feature=youtu.be
特に、退院基準などの現場対応方針、宿泊療養・自宅療養における感染管理・健康管理や保健所と医療機関間の連携・広域調整の推進を求めました。
また、変異株感染者の総数だけではなく、感染者数の推移や病床ひっ迫度との関係性につき、神戸のグラフを示しつつ、同様に主要都市で作成し見える化することが、実態把握のみならず、国民の皆様に危機感を持っていただく上でも重要であり、行動変容につながるのではないかと主張しました。
さらに、生理の貧困については、地域女性活躍推進交付金を活用し、学校でも保健室などで配布することは可能な旨答弁を得ることができました。既に防災備蓄品を活用した配布は公明党が全国のネットワークで推進されていますが、継続的な支援に結び付くよう、これからも地方議員の皆さまと連携して取り組んでまいります。
最後に、総理に対し、コロナウイルスやジェンダー格差といった「目に見えない」課題は、すべて国連の持続開発目標(SDGs)に関わる課題と指摘したうえで、いずれも政策介入が困難だからこそ、政治の強力なリーダーシップが不可欠と主張し、今回の訪米においてぜひ「恐怖からの自由」「欠乏からの自由」を基礎とする人間の安全保障の重要性をバイデン大統領と共有し、誰一人取り残さない世界を築いていく決意を求めました。
予定していたすべての質問ができたわけではありませんが、全力を尽くさせていただきました。
コロナは人間の安全保障の危機であり、SDGsです。ならば、その観点から目前の課題のみに終始するのではなく、中長期的な視点で今何をなすべきかを踏まえた取組も重要です。そうしたバランス感覚、国際社会における日本といった複眼的思考を忘れずに今後も精進してまいります。