2021.05.13

活動報告

サボイア駐日ブラジル大使による公明党山口代表 への表敬に同席

本日、サボイア駐日ブラジル大使による公明党山口代表 への表敬に同席させていただきました。

冒頭、先方からは、昨年の特別定額給付金が在日ブラジル人コミュニティにとって非常に大きな助けになったと深い謝意が示されました。

代表にお会い頂きたいと、かねてから先方と調整し、ようやく実現でき、本当にうれしく思います。

私からは、ポルトガル語で3つの「C」においてブラジルと協力したいと伝えました。

一つは、コロナ(Corona)対策です。

来月2日には日本とGavi主催のCOVAXワクチンサミットがあります。この枠組みの下、日ブラジルが協力して途上国へのワクチン供給に向けて協力していきたいと思います。

二つ目は、気候(Clima)変動対策です。

日本は先日、温室効果ガスを2030年度に2013年比46%削減する目標を表明。ブラジルと日本は共同議長として、実に02年から約20年もの間、「気候変動に対する更なる行動」に関する非公式会合を毎年重ねてきています。

また、ブラジルはガソリンではなくエタノールといった、日本では普及していないクリーンエネルギーを活用する先進的国家です。これから2050年カーボンニュートラルを目指すにあたり、ブラジルとのパートナーシップは欠かせません。

三つ目は、共栄(Coprosperidade)です。

大使より、「日系人はブラジルで成功し、ブラジルの繁栄の礎を築いた。日本のブラジル人子弟(4.4万人。外国籍のうち中国に次ぎ2位)が日本において成功し、日本の繁栄に貢献していくため必要なことは「教育」だ』とご発言がありました。

私も全く同感です。

確かにブラジルでは日系人が戦前戦後貧しい中でも子弟に教育を施し、今や政治・経済・文化など様々な分野で活躍しています。

繁栄のための基礎は『教育』だとお伝えしました。

一方で、日本にいる外国人子弟は義務教育ではないため、引き続き様々な困難を抱えています。そうした現状に関する正確な情報が不足しています。このことにもっと光を当て、「教育」を通じて両国の繁栄を築いていくことが重要です。

ブラジルは、たとえ地球の裏側、インド太平洋の外にあっても、大西洋地域における重要な民主的パートナー国です。神戸はじめ、兵庫とも歴史的なつながりもあります。

私の使命は、今日の会談のフォローアップを続けることです。2025年の日ブラジル外交関係樹立130周年に向けて、両国の発展のため、これからも国政の場で全力を尽くしてまいる決意です。

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