2021.05.28
活動報告
COVAXファシリティーへの追加拠出金等を求める緊急提言
6月2日に日本・Gavi共催で行われるCOVAXワクチンサミットに先立ち、本日、加藤官房長官に対し、COVAXファシリティー(コロナワクチン共同購入枠組み)への追加拠出金等を求める緊急提言を行いました。
官房長官からは、「共催国として相応の貢献をしたい」旨の反応がありました。
私からは、拠出もさることながら、拠出金が速やかに提供されるよう「スピード」が重要と強調させていただきました。
他国へのワクチンよりも日本を優先すべき、或いは、途上国に回すお金があれば日本国内で使うべきとお考えになるかもしれません。
しかしながら、日本は少なくとも契約上はファイザー社とモデルナ社のワクチンだけでほぼ全人口に相当する量を確保できています。
世界における新型コロナの早期収束こそが、他国のみならず、日本にとっても国益であるとともに、人類益・国際益でもあります。
同時に、国際的な保健医療システムを強靭化することも、ポストコロナにおける世界的な新たな感染症の脅威に対処していく上で不可欠です。そのために日本はODA(政府開発援助)を活用し、もっと貢献していく責務があります。
こうした中長期的な目的観に立って、引き続き必要な対応を政府に求めていく決意です。