2021.07.14

活動報告

兵庫盲導犬協会を訪問

今朝は、兵庫盲導犬協会へ。

先週の政策要望懇談会のフォローアップとして、国の新たな犬猫の飼養管理基準(6月施行)に基づくケージ(犬舎)の大きさに係るご要望に関して、さっそく現場を視察させていただきました。

国は動物愛護管理法に基づき、今般、犬舎をタテ体長2倍、ヨコ体長1.5倍との一律の基準を適用する通知を行いました。

しかしながら、これに対し、協会の犬舎は横の長さだけわずか10cmほど足りずに基準を満たしていないところがあるため、全面的に改修せざるを得ず莫大な費用がかかりますが、そのための国の支援はありません。

さらに確認したところ、今回の基準設定にあたり、身体障害者補助犬の団体に対しては十分なヒアリングがなされないまま決定されたことも判明しました。

また、今後の基準の見直しの予定もなく、経過措置期間の来年5月末までに新基準に適合する設備を整えなければ、行政(神戸市)からの勧告、命令、場合によっては取扱業の一時停止または取り消し等の処分がなされる可能性があります。

ひとくちに犬猫の飼養といっても、販売、保管、貸出し、訓練、展示など様々な事業者があります。従って、基準については、現場の実情に応じた一定程度柔軟な運用、でなければ必要な支援を行うべきと考えます。

引き続き、政府に対して要望してまいります。

【追伸】
以上に加え、コロナ禍のため協会は街頭での募金活動はほとんどできない状況です。そのような中、クラウドファンディングなどの手法も通じて募金していますが、十分ではありません。したがって、顧問を務めさせていただいている私としては、今後もできる限りPRさせていただきます。

今日、たまたま今月9日に生まれたF1レトリバー(ラブラドルレトリバーとゴールデンレトリバー のミックス犬)と出会いました。生後2か月間飼育し、その後、約10か月間パピーウォーカーさんに1歳になるまで預けられ、その後、協会に戻ってきて訓練されます。

大事な使命をもった、生まれたばかりの子犬の元気な成長と協会の発展を心からお祈りします。

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