2021.07.21
活動報告
兵庫発 新たなリサイクルの形
今日は、東京駅前KITTEの豊岡鞄丸の内店へ。
今朝のNHKおはよう日本でも紹介された、廃棄漁網由来の再生原料から製造した鞄の展示会を視察させて頂きました。
日本では、海洋ごみの約40%が、漁網、ブイ、ロープなどの漁具で年間64万トン、世界ではすでに海に捨てられたり、流れ出たプラスチックごみの量は1億5千万トンとも言われます。
これらは放置してもいつか溶けて消えるのではなく、海洋生物の命を奪い、その生態系に大きな被害をもたらします。
そこで、廃棄される漁網を原材料にして新たな付加価値をつけ別の製品に生まれ変わらせる、新たなリサイクルの形「アップサイクル」の取組としてスタート。
海洋プラスチックごみの削減、海洋への不法投棄防止や回収を促すことなどの効果が期待されます。
今回のプロジェクトに尽力された兵庫県鞄工業組合の由利理事長からは、今後は学校用の鞄などにも展開をしていきたいと伺いました。
子どもたちにとって身近なものからSDGs(国連持続可能な開発目標)の大切さを学び、社会全体で推進していく上で大きな意義があると考えます。
地元・兵庫発の先進的な取組が、より広域で進められるよう後押ししてまいる決意です。