2021.08.17

議院運営委員会

令和3年8月17日(火) 議院運営委員会

○高橋光男君
公明党の高橋光男です。
 初めに、この度の停滞前線の影響により、大雨によって被災された全国各地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。引き続き最大限の警戒をお願い申し上げるとともに、公明党として、一日も早い復旧に尽力していくことをお約束申し上げます。
 時間の関係上、二問まとめてお伺いします。
 一点目は、抗体カクテル療法についてです。
 軽症者や中等症Ⅰの方に投与し重症化リスクを低減することができるこの療法は、医療機関の病床確保や自宅療養者の救済にも役立つ重要な治療法です。現在、国が委託した製薬会社のロナプリーブ登録センターというところを通じて薬剤の配分が行われています。
 先ほど大臣から、量は確保されているというふうにおっしゃいましたが、問題はスピードです。投与が可能なのは発症から一週間以内とされていますが、発注しても納品まで二、三日を要し、医療機関が診察した時点で既に数日間経過していますので、実際には二、三日程度しか処置できる期間がなく、間に合わないケースが多々発生しています。
 そこで、現場からは、薬剤を迅速に投与できるよう、一定程度ストックできるようにしてほしいという声が上がっています。確かに数には限りがございます。また、一バイアル二人分あり、一回分使うと二回目は最大四十八時間以内に投与が必要なことから、在庫は認められていません。しかし、例えば広域的に在庫管理をすれば、近隣の自治体間で有効に活用することができるはずです。
 ついては、国として、抗体カクテル療法の円滑な実施のため、薬剤の迅速な供給体制を至急構築すべきと考えますが、いかがでしょうか。
 次に、コロナワクチンの健康被害救済制度についてお伺いします。
 公明党の推進により、定期接種ではない臨時接種であるコロナワクチン接種が予防接種法上の救済制度の対象とされています。これ自体、画期的なことであります。
 一方、国の疾病・障害認定審査会に届いた事案は既に五十件程度に上りますけれども、いまだ認定された件数はゼロです。私自身、先月から求めていますが、いまだに第一回の審査会の開催日程も決まっていません。今後の件数の増大に備え、審査会の開催頻度を高め、迅速に判断していくべきです。
 また、窓口となる各自治体の調査委員会が円滑に必要資料を確認できるよう、より丁寧なガイドラインを示すことなど、相談体制を拡充すること、これ極めて重要だというふうに思います。
 いずれにしましても、この制度の趣旨を国民の皆様に分かりやすく説明し、対応状況についても透明性のある情報公開を行うことこそがワクチンの円滑接種推進にとっても不可欠であるというふうに考えますが、いかがでしょうか。
 以上二点についてお答え願います。
○国務大臣(西村康稔君)
お答え申し上げます。
 御指摘の中和抗体薬、ロナプリーブですけれども、軽症者や中等症の方が重症化を防ぐ、七〇%防げるということで、非常に有効なものというふうに既に私もいろんなところから聞いているところであります。
 そして、十分な量は確保しているというふうに厚労省からは聞いているところでありますが、配分につきましては、政府が確保したものを個々の医療機関からの希望に応じて配分する仕組みとしているんですけれども、拠点を設けて円滑に供給し、適切なタイミングで投与できる仕組みをつくるなど、厚労省において検討を進めていると承知をしております。
 私も、何人かの医師から、医療機関から、例えば土日がストックできないと聞いたものですから、これはできるようになったというふうに承知をしておりますが、いずれにしても、今御指摘のあった点、様々な御提案を含めて厚労省にしっかりと伝えて対応してもらいたいというふうに、対応してもらうように私からも取り組みたいというふうに思います。
 それから、二点目の、国の疾病、まさに障害認定審査会でありますけれども、御指摘のようにまだ第一回会合が開催されておりませんけれども、自治体からの事案の進達を踏まえて開催に向けて準備が進められているというふうに承知をしております。
 健康被害救済に係る相談体制の円滑化について厚労省から市町村に対して手引を配付するなど、この申請に係る詳細をお示ししているほか、住民からの手続等に関する問合せに円滑に対応できるよう、市町村からの個別の照会にも対応するということで支援を行っていると聞いております。
 加えて、こうした制度に関する情報を得られるよう、申請書類をホームページに掲載をしている、あるいは接種の案内リーフレットで周知をする、予約票において同制度が存在、あることについて接種医が説明を行うなどの対応をしているというふうに聞いております。
 いずれにしても、厚労省にしっかりとお伝えをし、適切に対応してもらいたいというふうに考えております。
○高橋光男君
いずれにしましても、国民の皆様の命と健康を守ることを第一として総力を挙げていただく、その冒頭発言のままに政府にはしっかりと対応していただくことをお願い申し上げまして、私の質問とさせていただきます。
 ありがとうございました。

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