2021.09.28

議院運営委員会

令和3年9月28日 議院運営委員会

○高橋光男君
公明党の高橋光男です。
 今日まで、命を守る医療従事者の皆様の日々の御尽力、そして関係者の皆様の御協力に心から感謝を申し上げます。
 緊急事態宣言が解除されても、第六波に備えた医療提供体制の構築が急務です。公明党が推進してきた抗体カクテル療法に加え、ネーザルハイフロー、すなわち患者の鼻から管を使い高流量の酸素を投入し、中等症患者の重症化を防ぐ療法がございます。入院期間の短期化にも役立ち、病床確保にもつながる優れた療法です。今後の第六波、そしてこの療法に必要な資機材の需給の逼迫に備え、国の責任で迅速に確保し、現場に必ず配備されるようすべきと考えますが、総理、いかがでしょうか。
○国務大臣(西村康稔君)
お答え申し上げます。
 ネーザルハイフロー、本当に中等症で酸素投与を必要とされている方には本当に重要な治療法であります。私も医療の現場で拝見をさせていただいたり、又は専門家の皆様、医療現場の皆様から、これはもう非常に有用だということでお話をいただいているところであります。
 これにつきましては、必要な供給量を確保されているというふうに、医療機器についてですね、厚労省からも聞いておりますけれども、都道府県においては、まさに国からの緊急包括支援交付金を活用して全額国費で購入いただくことが可能となっております。こうした予算も活用していただきながら、酸素投与を必要とする方にしっかりと行き届くように、引き続き、厚労省中心ではありますが、都道府県を支援して、医療機関の現場をしっかりと支援していきたいというふうに考えております。
○高橋光男君
なぜ私がこの療法を強調させていただくかというと、実はこの療法、口を塞がないとエアロゾルの感染の懸念があるとして、国は最近まで使用しないように指導してきました。一方で、マスク着用することによってリスクを減らせることが分かり、効果も高いため、諸外国でも普及しています。
 現在、地元兵庫県始めとする様々な都道府県において、補正予算を通じて必要な機器を配備しようとしていますが、先ほどおっしゃられた、国の全額補助というふうになっているにもかかわらず実は補助内容が明確になっていないとのお声、また、効果についても国が実証して周知してほしいとのお声を現場の先生方からいただいています。
 さらに、この療法は、機器に加えて、付随する消耗品、十分な液化酸素が入るタンク、感染を防ぐ簡易陰圧室等の整備が必要なことから、時間を要します。
 加えて、この療法や抗体カクテル療法も含め、既に自己負担で活用している現場が多くありますが、必要な資機材は事後の申請であっても国費で補填すべきです。なぜなら、施設間の不平等を防ぎ、活用を促進する上で不可欠と考えるからです。
 以上についてお答えください。
○国務大臣(西村康稔君
大変大事な御指摘だというふうに思います。
 まさに、このネーザルハイフロー療法に必要な器材が、簡易な陰圧装置あるいは個人防護服も必要になりますし、それから付随する備品もございます。それから、御指摘の液体酸素タンク等ございます。これらについては、まさに臨時の医療施設の設置などの支援としても補助対象となりますし、先ほどの補助事業、対象となっているところであります。診療の手引きにも記載をされて定着してきているものというふうに思いますけれども、引き続き、必要とする方にしっかりとこれが行き届くように、支援、周知を行っていきたいと考えております。
 それともう一点、御指摘のあった事後申請についてでありますが、事後の申請であっても国の補助対象とすることは可能でありますので、医療機関におかれては都道府県とよく相談をしていただければと思いますけれども、いずれにしても、そうした点も含めてしっかりと厚労省にお伝えし、周知していきたいというふうに考えております。
○高橋光男君
最後に総理にお伺いします。
 この一年間、不眠不休のコロナ対策のみならず、携帯電話料金の引下げ、不妊治療の保険適用、デジタル化など、公明党との連携で大きく進みました。心から敬意と感謝を申し上げます。
 外交上の業績の一つが途上国へのワクチンの供与です。六月にはサミットを主宰され、追加の八億ドルの資金供与も表明されました。一方で、世界の約九割の国で人口の一割も二回接種を終えていません。誰の健康も取り残さない、これは先週、国連総会の演説で総理がおっしゃった信念であり、国内はもちろん、国際的にも実践していく責務が我が国にはあります。
 約束した資金を年内に確実に拠出していくこと、また、国産ワクチン、治療薬も早く実用化させ途上国に提供していくこと、こうしたことを是非次の総理にも引き継いでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○内閣総理大臣(菅義偉君)
世界全体での新型コロナの収束に向け、我が国は多国間主義を重視をし、国際連携を推し進めてきました。
 ワクチンについては、ワクチンサミットを主催し、COVAXへの合計十億ドルの拠出、ワクチンの途上国などへの供与、ワクチンの開発、生産強化などによる国際貢献への決意を表明しました。先週も、国連総会や日米豪印の首脳会合において合計六千万回分をめどとしてワクチン供与を表明しています。
 次の政権についても、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成を念頭に、我が国が新型コロナとの闘いにおける国際協調を牽引していくべきだというふうに思いますので、申し伝えたいと思います。
○高橋光男君
以上で終わります。ありがとうございました。

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