2022.01.31

活動報告

日本玩具博物館を訪問

本日は、地元神戸市東灘区のJR住吉駅での朝の立礼からスタート。今週もまだまだ寒い日が続きます。皆さま、どうかお気をつけてお過ごしください。

その後、長田区の企業を訪問し、公明党が推進中の全国一斉のアンケート活動。現場の貴重なご意見、ご要望を賜りました。

午後から姫路へ。日本玩具博物館(Japan Toy Museum)を訪問し、井上重義館長を表敬。広島市の田中勝市議からご連絡いただいたのがきっかけで、本日は同市議、あまの文夫兵庫県議会議員、中西よしこ姫路市議にも同行いただきました。

同博物館は、井上館長が1963年、24歳の時に「日本の郷土玩具」(未来社刊)を読み感動し、全国各地の郷土玩具の蒐集(しゅうしゅう)を始め、自宅の一部を展示室として公開したのがはじまり。その後、多くの方々のご協力を得て、わが国を代表する玩具博物館となりました。

国内外から9万点を越す資料を有し、常時5,000点を超える展示を実施。2016年には全国30数館しかない仏ミシュラン・グリーンガイド2つ星に認定されるなど海外からも高い評価を得ています。

女性が着物の材料の縮緬で作った人形や袋物である「ちりめん細工」は井上館長が名付け親です。本日は館長のご案内で展示品を拝見させていただき、その素晴らしさとスケールの大きさに感動しました。

しかしながら、現在、施設維持や後継者問題、さらにコロナ禍も災いし来館者数は激減しています。にもかかわらず、(国認定の登録博物館ではない)博物館相当施設に当たるため、公的な財政支援がなく存亡の危機に立たされています。

同博物館の資料は将来にわたって守られるべき文化遺産です。日本の子どもや女性の繊細な美意識や造形感覚が凝縮された郷土玩具は世界に誇れる貴重な日本の財産です。

今国会では博物館法の改定が予定されており、登録要件の緩和などが想定されています。
時代の変化に沿った役割の見直しや適正な運営確保といった観点のみならず、博物館が有する社会的価値が正当に評価され、未来に継承されるべき本博物館のような施設にとって有益な改正となるよう尽力してまいります。

同時に、少しでも苦境を打開するためのコロナ関連支援策もご紹介。伊藤たかえ参議院議員とも力を合わせ、公明党の国・県・市のネットワークの力でお役に立てるよう連携を密にして取り組んでまいる決意です。

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