2022.02.10
議院運営委員会
令和4年2月10日 議院運営委員会
○高橋光男君
公明党の高橋光男です。
オミクロン株の感染拡大で学校現場は大変な事態になっています。国の調査によれば、学年、学級閉鎖は全国で約五千校、学校全体の休校は千校を超えています。この影響は、国が原則開くように要請している放課後児童クラブ、いわゆる学童保育にも及んでいます
そこで、おととしの一斉休校時に導入された午前中に開所した分の追加経費や感染対策経費など、支援を必要とされる現場に行き渡るようにし、是非、こうした代替保育への支援を来年度以降も継続いただくようにお願いいたします。
また、長引くコロナ禍や様々な制約が子供たちの心身の不調をもたらしています。実際、地元の神戸市の調査では、半数の児童が、眠れないことがある、いらいらしたりかっとしたりすることがあるようです。
そこで、市の教育委員会は、こうした悩みやストレスの打ち明け方やリラックスするための方法を知ってもらう動画を作り、ホームページで公開したり、ホームルームなどで活用したりする取組を始めました。
新学年を春に控え、子供たちを取り巻く環境は更に変化します。国として、実態を把握するとともに、同様の取組を全国的に実施すべきではないでしょうか。
○国務大臣(山際大志郎君)
放課後児童クラブの話に関しては、委員が御指摘いただいたように、もう既に支援事業というものが継続して行われております。これ三月三十一日までやりますが、それから先も、このコロナ、新型コロナ感染症がどのような状況にあるかということを踏まえて、関係省庁ときちっと議論しながら検討してまいりたいと思っております。
それと、その子供の不安、ストレス等々に関しての話ですが、これ、文部科学省によりますと、児童生徒の心理面への影響に関する調査、これをまさに今やって、状況の把握に努めているそうでございます。また、各学校での日常の健康観察の徹底、あるいは相談体制の整備などの取組を進めるというふうに承知しております。
先生に御指摘いただいた先行事例で、良いものに関しては横展開ができるように、文部科学省とも共有しながら進めてまいりたいと思います。
○高橋光男君
ありがとうございます。是非、子供たちに寄り添った対応をお願いします。
次に、燃料高騰対策について伺います。
生活者はもちろん、トラック輸送、施設園芸、漁業など事業者の御負担は、コロナ禍の影響も相まって大変厳しい状況です。国による激変緩和事業が発動されましたが、ウクライナ危機などにより今後も予断を許されず、価格が高止まりするようなことがあれば、補正予算の事業だけでは不十分です。中長期的な事態に備えた対応も早急に検討し、予備費あるいは来年度予算もちゅうちょなく活用した支援の継続をお願いいたします。
また、タクシー事業者へのLPガスに係る支援は四月以降の手続になります。是非、個人事業主も含め、きめ細やかな周知徹底とともに、簡便な申請手続で済むようにするなどして支援が行き渡るようにすべきと考えますが、いかがでしょうか。
○国務大臣(山際大志郎君)
タクシーの話ございました。タクシーは、原油ではない、油ではなくてガスになりますので、LPガスになりますので、そこもきちんと、今回の事業の中に少し入らないけれども、同じようなことができるようにということで今やらせていただいているのは先生がおっしゃるとおりでございまして、周知徹底はしっかりやりますし、個人の事業者の皆様方にもしっかり使っていただけるようなものにしてまいりたいと思っております。
○高橋光男君
私が前段に述べました、是非、今相当、五円という、そうしたマックスの今水準にも至っております、しかも更に長期化が見込まれている中で、やはり国として全面的に支援の継続をお願い申し上げまして、私の質問とさせていただきます。
ありがとうございました。