2022.09.15
活動報告
モルドバ 首都キシナウに到着
公明党ウクライナ避難民支援東欧調査団
14日、モルドバ 首都キシナウに到着。
最初に、日本NGOピースウィンズジャパンの支援現場を視察。
市内最大の避難民施設「キシナウ・シネマ」にて食料・衛生用品の配布や医療チームによる健康管理支援等を実施。首都キシナウ市とモルドバNGOと密に連携して避難民に日夜寄り添った活動に感銘しました。
「ウクライナにいるご主人、お子様のご家族で少しでも早く一家団欒ができることを心から期待いたします。日本は全力で支援します。」と避難民の母親にお声がけしました。
続いて難民を助ける会 (AARJAPAN)の支援現場へ。
モルドバ国立工科大学学生寮を避難民施設として活用し、15-20人の避難民に対し温かい昼食の提供、衛生用品や冷蔵庫、オーブンなどの家電を支給。
AARは前職時代のアンゴラでの地雷回避教育事業の実施にあたり共に仕事をした団体。諸外国での経験を活かし、避難民の生活を粘り強く支えています。
昨夕はモルドバ内務省、労働・社会保障省の各次官と会談。日本の官民あげての支援に感謝と更なる協力深化へ期待のお声をいただきました。
モルドバは欧州の中で最も所得水準が低い一方で、人口比で最も多くのウクライナ避難民を受け入れてきました。事態の長期化や物価高などの影響により、避難民の受入家庭の負担、行政の負担が増す中、政府だけでは十分な対応が困難な状況が判明しました。
官民一体となった国際社会の支援継続・強化が必要です。
なお、この国は大統領、首相とも女性。避難民施設を24時間献身的に支えるキシナウ市の責任者もそうです。女性の社会進出は日本も大いに学ぶ必要があります。日本NGOの責任者、日本大使館は大使を除き主力は女性。このことも率直にすごいことだと感じました。