2023.11.13

活動報告

本日は、終日福島県へ

本日は、終日福島県に出張。

広野町では、有機農業を営む新妻有機農園の取組を拝見しました。
スマート農業は便利だが、全自動で安く作れるということではなく、時間が浮いた分より良いものが作れるということ。
価格転嫁が容易にできない農産物の価値をもっと見直してもらいたい、といったお声を頂きました。

富岡町では、たまねぎ生産ほ場を視察すると共に、これからの農業について農業者等の方々と意見交換。
・JAアグリサポートふたばの大和田社長からは、雇用確保や人材育成に関する課題
・全国のボランティアの力も借りて、中心駅周辺やぶどうの苗木を植栽し、地元産のワイン醸造やワイナリーも作って町の観光資源にされようと取り組まれているふたばラレスの遠藤社長からは、スマート農業などの実証フィールドとしても発信し、次世代の農業のあり方を提示したいという熱い展望
・たまねぎ生産者の渡辺さんからは、肥料や燃油などの生産資材の高騰対策の継続のご要望
など率直なお声をいただきました。

川俣町では、観光農園を営むスマイルファームの谷口社長から、アンスリウムの採取方法を教わると共に、地域おこし協力隊の受入れを通じて若者の新規就農者を増やしたり、地域の新規就農者とも連携したフードロス削減に向けた新たな取組などについて伺いました。

なお、道中に浪江町内の帰還困難区域(赤宇木地区など)や特定復興再生拠点区域(室原地区、末森地区、津島地区)を車窓から視察させていただきました。

今回現場のお話を伺ったのはわずか3町においてに過ぎません。被災地における営農再開の状況は市町村ごとに異なります。

農水省の東日本大震災からの復興担当政務、また、公明党福島復興担当議員としても、これからも現場のお声を真摯に受け止めて、きめ細かに取組を後押ししてまいります。

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