2024.01.07
活動報告
避難長期化を見据えきめ細かな対応を
本日、農林水産省令和6年能登半島地震緊急自然災害対策本部にオンライン出席。
冒頭、坂本大臣より被害の最新状況について言及され、引き続き関係自治体と連携して速やかな把握に努めること、食料支援については配送した計75万食の内容につき共有され、関係省庁と連携して必要な物資を適時適切に届けることなど、全力で取り組むようご指示がありました。
私からは、現地調査入りした公明党塩田ひろあき議員より
「避難所では菓子パンが山にように積まれている。最初は良かったそうだが、カロリーが高くあまり食べた気がせず、多く残っているところもある。地域の住民らで炊き出しを始めており、温かい食べ物が一番良い。ぜひ、温かくして食べられるものをお願いします。」
と昨晩伺った現地の状況を共有した上で、特に被災現場に温かいものが提供されるよう、今配送しているものがニーズに応じたものなのかを不断に確認しつつ、農水省としても、避難長期化を見据え、例えば炊き出しへの支援などきめ細かな対応をお願いしたいと申し上げました。
なお、昨日の会議で要請したアレルギー対応食に関しては、アルファ化米のうちドライカレー、レトルト食品、介護食品、及び、ベビーフードには対応食が含まれます。食料支援の最新状況については、こちら(https://www.maff.go.jp/j/saigai/r6notojishin.html )をご参照ください。
また、総理から取りまとめのご指示のあった被災者生活・生業再建支援の対策パッケージに関して、例えば外浦(奥能登地域の日本海側)の漁港では、海底地盤の隆起により壊滅的な被害が生じていることから、応急復旧支援が大きな課題となる一方、被災地域は「能登の里山里海」として、日本初の世界農業遺産として認定(平成23年)された地域であることも踏まえ、被災農林漁業者や住民全体が希望をもてるよう、同遺産の再生に資する支援パッケージとなるよう、省全体で支援策を検討するようお願いしました。
引き続き農水省を挙げて全力で取り組んで参ります。