2024.01.25

活動報告

兵庫県から真心の支援「すぐ、おかいさん」

能登半島地震被災地へ兵庫県から真心の支援✨

1月9日の農林水産省対策本部会議で、嚥下食(飲み込みに困難がある高齢者等への食事)の提供の必要性を指摘。

先月訪問させて頂いた多可町で山田錦のアルファ化米粉を生産されている農園若づる辻朋子さんに提供可能性を打診。また、農水省から迅速に被災地の要望を確認してもらいました。

そして、志賀町、七尾市から要請を受け、関係者の多大なるご尽力により現地に提供されることになりました。

・志賀町については、15日、22日に計450袋(45㎏)を介護施設に発送。
・七尾市については、17日、19日、22日に計760袋(76㎏)を市内12か所の幼稚園、保育園等に発送。
・合計1,210袋(121㎏)が現地に到着済みです。

その名も「すぐ、おかいさん」。

お湯を足すだけでおかゆになり、嚥下食、高齢者用の介護食、乳幼児用の離乳食として提供できるほか、食材にとろみをつけることもできます。

100gの小袋ごとに作り方の説明、動画QRコード、多可町の町民からのメッセージ等を記載したラベルを貼付されています。

https://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/202401/0017254252.shtml

関係者より、七尾市のこども園から以下のお電話があったとご連絡をいただきました。

『おかいさんをありがとうございました。なにより、嬉しかったのは、ひとつひとつにメッセージが書かれていたことです。そのお気持ちが嬉しくて、お電話せずにいられませんでした。兵庫県の皆さんも震災に合われたことがおありですし、お辛い立場をご経験なさっているのでしたね。助けてくれて、ありがとうございました。子どもたちの離乳食に使わせていただきます。』

先方は大変感謝なさっておられ、電話ごしに涙声が伝わってまいりました、と伺いました。

両市町は、奇しくも昨年11月に公務で訪問させていただいたところです。

この度の支援にご協力いただいた皆さまに心から感謝申し上げると共に、阪神淡路大震災を経験した兵庫から被災者の目線に立った食料をはじめとする支援が行き渡るよう、引き続き力を尽くして参ります。

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