2024.02.20

活動報告

兵庫県養父市に公務出張

本日は、終日兵庫県養父市に公務出張。

・昨年8月の台風7号の被災農地の復旧状況
・県内移住若手有機農家のほ場視察
・家畜排泄物等のバイオマス利用(トーヨーバイオメタンガス発電所、トーヨー養父農業生産法人、おおや堆肥センター)
・構造改革特区(旧国家戦略特区)の取組の現状(農家レストラン中村屋、製本業と農業(にんにく生産)を二刀流で実践する株式会社ナカバヤシ兵庫工場)、そして
・広瀬市長及びスマート農業技術などを活用し水稲栽培等を行っている 株式会社Amnak藤田会長と意見交換を行いました。

市長からは、台風7号による農地、農業用施設の被害(281か所、約4億円)に対し、昨年私自身も国に働きかけ激甚災害指定が行われたことに改めて謝意が示され、農家負担分も市としてできる限り支援して行くと表明されました。

私からは春の作付時期に間に合うよう復旧作業に引き続き必要な支援を行っていく旨、現場の自治会の方々含めてお伝えしました。

農業従事者の高齢化が急速に進む中、特に養父市のような中山間地域では農地の集約化による大規模農業は容易でない側面があります。

それでも、地域の豊かな資源を最大限活用し、環境と調和がとれた有機農業や、特区制度を利用して企業の参画を得つつ農地の保全や活用が行われている現場を拝見し、多くのことを学ばせていただきました。

持続可能な農業を次世代に引き継げるよう、これからも養父市の挑戦を参考に、国と自治体間の連携を強化して取り組んでまいります。

一覧へ戻る