国民の信頼を取り戻し、国民のための政治を再構築する。

国民の信頼を取り戻し、国民のための政治を再構築する。

その第一歩として、公明党は昨日、連立政権をいったん白紙に戻す決断をいたしました。

申し上げるまでもなく、政治の根幹は「国民の信頼」です。

ましてや、直近の大型選挙で三度にわたり敗北した現実を踏まえれば、国民の不信の根源である「政治とカネ」の問題を抜本的に改革しなければ、政権与党を担い続けることはできません。

そこで、連立合意に向けて、公明党が第一に掲げたのは、企業・団体献金の規制強化をはじめとする政治資金の改革でした。

かかる提案はこれまでも繰り返し自民党に提示してまいりましたが、今回、新総裁からの回答は「これから検討する」との誠に不十分な内容にとどまりました。

結果的に、国民の信頼を回復する具体的な道筋が見いだせなかったと言わざるを得ません。

こうした経緯を踏まえ、清潔な政治を党是として掲げてきた公明党は、連立政権を白紙に戻すという極めて重たい決断に至りました。

しかし、今回の決断は高市新総裁になったからではなく、あくまで政治の根本に関わる問題に我が党として誠実に向き合った結果であります。

従って、この決断を「喧嘩別れ」のように捉えることは、26年間にわたって自公政権を支えてこられた諸先輩方の努力や信頼関係を蔑ろにするものであり、断じてその意図はありません。

この機会にこれまで多大なるご指導やご協力をいただいた自由民主党の関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。

そして、誰よりも自公連立政権を長年にわたりお支えいただいた公明党員・支持者の皆様に衷心より深く感謝を申し上げます。引き続き丁寧な情報発信をはじめ心がけてまいります。

結びに、自公両党がこれまで築いてきた協力の歴史と重みを踏まえ、今後、公明党は自由民主党と政策本位、人物本位で協力し合うこともあるという「是々非々」の立場で臨ませていただく所存のところ、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

（詳細は今日の公明新聞記事をご覧ください。）

公明、連立政権に区切り／「清潔政治」の党是貫く／党首会談で斉藤代表、自民・高市総裁に伝える　公明新聞電子版 2025年10月11日付

（斉藤代表、西田幹事長の記者会見での質疑＝要旨）公明党らしさ不断に追求／政策実現、他党と連携し推進　公明新聞電子版 2025年10月11日付