主 な 実 績
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政府備蓄米の新たな活用の仕組みを実現!
2024年の夏に発生したコメの品不足問題“令和の米騒動”に対して、「このままではいけない。絶対に、なんとかしなければ」との思いで、農林水産大臣政務官(当時)として先頭に立って、農水省内の関係部署と連携し、できる限りの手を打ちました。
その中で、これまで法律によって深刻な不作や災害時にしか出せなかった「政府備蓄米」を流通の目詰まりを解消するために市場に放出する新たな仕組みを提案。政務官退任後の12月の国会質疑でも、農水大臣にこの新たな仕組みの導入を検討・議論するよう求めました。
結果として、2025年1月に農林水産省は、流通が目詰まりを起こしている場合にも備蓄米を放出できるよう運用指針を見直し、その結果、「買い戻し条件付の売渡し」の仕組みが導入されました。この仕組みにより、3月には21万トン、4月には10万トンの備蓄米が市場に出され、さらに2025年夏まで毎月、市場に備蓄米を出すという政府方針も正式に決定しました。
この新たな仕組みの下で、コメの安定した供給と価格を実現します。国会質疑にて新たな仕組みの導入を検討・議論 コメの安定した供給と価格を実現 -
神戸空港の国際化を推進!
2022年9月、関西空港、伊丹空港、神戸空港の3空港のあり方を議論する「関西3空港懇談会」において、2025年大阪・関西万博に向けて神戸空港での国際チャーター便の運用を可能とすることや、2030年前後に向けて国際定期便の発着回数を1日最大40回とする方向が合意されました。
神戸空港の国際化に向けては、飛行機の駐機スポットの増設やターミナルの整備といった国際便を受け入れるための「空港施設の変更」をしなくてはなりませんが、これには国土交通大臣の許可が必要になります。
大臣許可後に控えている告示、入札公示、工事、完成検査等の必要な期間を考えると、2023年6月までに工事に着手しなければ万博に間に合わないという状況の中、2022年10月の国会質疑で斉藤国交大臣(当時)に対して、できる限り早期に大臣許可が下りるよう配慮してほしいと要請。また、施設整備へ国からの技術的・財政的な支援もお願いしました。
結果として、2023年3月に大臣許可が下り、国の支援もあって、2025年4月18日、神戸空港に国際線が無事に就航しました。神戸空港の国際化に向けて 神戸空港 -
但馬牛飼育システムの世界農業遺産登録を後押し!
兵庫が世界に誇るブランド「神戸牛」。その元となるのが但馬牛(たじまうし)です。兵庫美方地域では、全国に先駆けて牛籍簿(牛の戸籍簿)を整備し、郡内産にこだわった和牛改良を行うことで、独自の遺伝資源が保全されてきました。このような但馬牛飼育システムは、2019年2月に畜産分野で初めて日本農業遺産に認定され、さらに同年10月に世界農業遺産認定に向けて国連食糧農業機関(FAO)へ申請がなされました。
2020年11月の国会質疑において、政府に対して、世界農業遺産の早期認定に向けた働きかけの加速化や、こうした高級ブランド牛の魅力・歴史を国内外に発信し、輸出促進等に向けた一層の支援を要請しました。
その後もFAOでの審査状況をフォローしつつ、コロナ禍や飼料高騰に苦しむ畜産農家を勇気づけるためにも国の更なる後押しをお願いしてきました。
その結果、2023年7月、「人と牛が共生する美方地域の伝統的但馬牛飼育システム」として正式に世界農業遺産に認定。兵庫初、また、畜産をメインとしたものとして日本初の世界農業遺産の誕生が実現しました。世界農業遺産の早期認定に向けた働きかけ 「神戸牛」の元となる但馬牛(たじまうし)